PCの光回線接続をIPv4からIPv6(IPoE)に変えたら快適になった!

最近おうちでオンラインゲームのFF14を始めたのですが、ほかのプレイヤーとパーティーを組んで攻略しないといけないコンテンツで遊ぶとき、夜のネット回線状態が悪く、他のプレイヤーが瞬間移動することが多くありました。光インターネット回線なのに・・・。

光回線でも、IPv4接続のままだと混雑時に遅くなるということは知っていました。
IPv6は混雑時でも通信速度が速い!ということも知っていたのですが、セキュリティーのことをちゃんと調べずにIPv6にするのは嫌だったので、これを機にセキュリティーのこともちゃんと調べてIPv6にするか!!と決意してちょっと調べました。

ちなみにうちで使用している光回線は、NTT系のぷらら光です。

IPv6はホームゲートウェイでファイヤーウォールが普通ONになっているので、とりあえず安全

IPv4はNAT変換の機能のおかげで、危険な外部からの通信を遮断していたのですが、IPv6はどうやってんの?と、昔から気にはしていたのですが調べていませんでした。

結論として、IPv6(IPoE)環境では、パケットフィルタがデフォルトでONにされてあるため、外部からの通信を遮断する設定になっていました。

光回線につなぐためのホームゲートウェイ、NTT系だとPR-500KIとかだと、パケットフィルタ、というファイヤーウォールが最初から機能しているので、とりあえず安全です。

さらに少しだけ詳しく話すと、ホームゲートウェイのパケットフィルタは、初期設定だとNTT網内以外からのアクセスを防ぐ設定となっているので、心配な方は自分のホームゲートウェイより外からのアクセスを防ぐ「最高」設定にする必要があります。

IPv4からIPv6にしたらこれだけ快適になりました(夜の混雑時)

IPv4からIPv6に接続変更したときの通信速度比較

上記の画像が、夜のインターネット通信回線混雑時に、IPv4からIPv6に変更して通信速度を計測した結果です。

ダウンロード速度が約100倍、通信応答の速度も約10分の1に改善されました。IPv6、まじで快適です。こんなに違うもんなんですね。もっとはやめにちゃんと調べてIPv6化しとけばよかったです。まあ、こんなに劇的に違うと調べがいがあるのでいいですけど。

IPv6おすすめです

ということで、IPv6、おすすめです。
光回線なのに時々遅いことがある方は、ぜひIPv6化を検討してみてください。
私はこれから快適なオンラインゲーム生活を満喫します。

自分の環境が、IPv4かIPv6か調べる方法1

まず「Windowsキー」と「R」を同時に押す。
「ファイル名を指定して実行」画面が出たら、そこに「cmd」と入力して「OK」。
開いた黒い画面(コマンドプロンプト)で「ipconfig」と入力して「エンター」を押す。

IPv6 アドレス . . . . . . . . . . . .: 2400:~~~
~~~~~
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.~~~

上記の表示が出たらIPv6で動いている可能性が高い。
逆に、下記のアドレスのみの場合、IPv4で動いている。

IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.~~~

さらに詳しくIPv6で動いているか確認する方法は後述します。

自分の環境が、IPv4かIPv6か調べる方法2

実際に外への接続がIPv6なのかIPv4なのか調べる方法は、色々無料で提供されている接続スピードテストのサイトで確認できます。

私がとりあえず使ってるサイトは、下記のサイトです。
https://fast.com/ja/
まず、スピードテストサイトにアクセス。
最初のインターネットの速度が表示されたら、「詳細を表示」をクリック。

fast.comのページ

すると下記のように詳細情報が表示されるので、クライアントのところを見る。
ここが60.47.~~.~~のような、数字が.区切りで4つ並んでいたら、IPv4で外部接続をされている。

fast.comのページIPv4接続

次に、下記のように数字とアルファベットが.区切りで8つ並んでいたらIPv6で接続されている。

fast.comのページIPv6接続

以上で確認完了でっす!

後から判明した追加情報

この記事を最初に書いたときは気付いていなかった追加情報を記載します。

IPv6やIPoEの情報は結構複雑で分かりづらいです。
私の最終的にしたかった構成としては、IPoE(IPv4 over IPv6)接続でした。会社によってサービスの呼び方が違います。「V6プラス」「ぷららv6エクスプレス」とかです。

IPv6の通信も、IPv4の通信も、比較的快適なIPoE接続方式で通信させる方法です。

ちゃんと設定がされていない場合、PPPoEのIPv4接続と、IPoEのIPv6接続が同時に使用されているような感じでした。

私の契約しているぷらら光の場合、プロバイダーの申し込みページから、「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続・解除お申し込み手続き」をおこなって申請し、3日ほどで設定されました。

うまく設定されるとホームゲートウェイのPPPoEのランプが消える。

NTT関連のプロバイダーで契約している場合、最終的にOCNが提供している「IPoE接続環境確認サイト」で確認すると確実かと思います。接続環境が「IPoE方式」になっていれば、IPoE(IPv4 over IPv6)環境構築完了です。

OCNのIPoE接続環境確認サイトのアドレス↓
https://v6test.ocn.ne.jp/

OCNのIPoE接続環境確認サイト

上記のようになっていればIPoE接続

IPoE(IPv4 over IPv6)になってからの接続スピードについて

IPoE(IPv4 over IPv6)接続は、やはり速いです。ネット検索、動画視聴、ダウンロード、どれをとってもかなり速いと思います。

ただ、自分のやっているオンラインゲーム「FF14」(IPv4接続)は、ラグが発生します。
通常時のPING値は10msあたりで速いのですが、時々タイムアウトになるタイミングがあります。これはおそらくNTT回線にごく一時的なアクセス集中が発生するタイミングでタイムアウトしているんじゃないかと感じています。

知り合いが都内でNURO光を契約してFF14をしているのですが、そっちではラグが発生したことがほとんどないみたいです。NURO光はNTTと比べて契約者数が圧倒的に少ないので、回線が快適な可能性があります。

私も現在のぷらら光の縛り期間が終了したら、NURO光に乗り換えるつもりです!
以上、ご報告でした。

2022年の年末にNUROにする予定です。

今年ぷらら光の縛りが終了するので、NURO光に移行する予定です。ラグがどのくらい減るかが楽しみですね。

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